ある日、Y氏の盗撮行為が発覚した。
「申し訳ありません。二度とこの様な事は...」
Y氏は深く反省して何とか事なきを得た。
だが数日もすると、再び盗撮の虫が騒ぎ始める。
―何か上手い盗撮の方法はないか―
Y氏は妙案を思い付き、あるドクターに相談を持ち掛けた。
「分かりました。手を尽くしてみましょう」
ドクターはY氏の相談を受け入れた。
その後、Y氏は性懲りも無く盗撮を繰り返した。しかも発覚の心配は無い。
「いかがですか、最新型カメラの具合は」
Y氏の手術から一週間後、ドクターはY氏に問いかけた。
「先生、驚きです!私の目がカメラになるなんて。しかも瞬きひとつで操作できるのですから」
あなたは撮られているかもしれない。誰かが瞬きをした瞬間に...。
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