K子は元交際相手からのストーカー被害を受け、心身共に疲労していた。
警察に相談しても、まともに取り合ってはくれない。
そんな中で、男のストーカー行為は更にエスカレートしていく…
―このままじゃ、何をされるか分からない―
身の危険すら感じていたK子は、やむを得ず新居へと移り住んだ。
―あの男は、もう二度と私の前に現れる事はない―
それからというもの、K子の生活に再び平穏が訪れた。
そんなある日の事、自宅の玄関チャイムが鳴った。
インターホン越しに聞こえてきたのは宅配業者の声。
―楽しみに待っていた、あの荷物だわ!―
K子は心弾ませ、そして玄関のドアを開けた。
すると、二度と見る筈のない男が荷物を持って…